触れることでメッセージが届くとしたら?体と心を繋ぐメカニズム

 

もし、触れるだけで相手にメッセージが届くとしたら、あなたは、誰に、どんなメッセージを届けますか?

 

もし、触れることでメッセージが届くなら。

まだおしゃべりのできない小さな子供に、けんかをしてしまったパートナーに、たまにしか会うことのできない両親に、入院しているおじいちゃんに、自分のことを忘れてしまったかもしれない認知症のおばあちゃんに・・・。

 

触れ合う瞬間、

言葉には要約できないほどの

たくさんの想いと情報量が、

そこに入っています。

その膨大な情報量を

瞬時に、

体から感じて、

受け取る能力、

それが人間にはあります。

 

 

体から心へ伝わるメッセージ

触れることで、相手へメッセージが伝わること。

これって、実は誰もが、【体験的に知っていること】なのかな、と思います。

怒っている相手に触れられたら嫌な気分が伝わるし、優しく触れらたら、温かく穏やかな気持ちが伝わる…、体を伝わってきたその感覚に、感情が乗っていてメッセージとなって心へ配達される。

 

体から心へ繋がるお話し。

身体心理学者、臨床発達心理士である桜美林大学教授の山口創先生の講座で聞いてきました。

 

触れることで、感情が伝達する仕組み

触れた時、その情報・感情は、C触覚線維という神経に乗って配達され、【脳の島皮質】という場所に届きます。

島皮質 ~主観的な感覚の立ち上げに関わる場所~

島皮質とは、【大脳皮質の一領域】、たくさんの感覚刺激が集まるところ。

嬉しい、熱い、痛い、疲れた、美しい、おいしい、小さい…このような感覚や自律神経に関わります。(後ろの方は、運動や感覚に関わる情報、中ほどに内臓感覚情報、前の方が社会的感情的な感覚に携わると言われます。)

すべての情報を集約して、【主観的な感覚の立ち上げ】に関わっているのは、前の方の感覚ではないかと言われています。

 

お腹の中にいる赤ちゃんが指しゃぶりをする理由

実は、お腹の中にいる赤ちゃんも、妊娠7週目から、指しゃぶりをしています。

自分自身をなめる・触れることで【皮膚感覚を入力する】、【筋肉や関節の位置覚】を育んでいきます。

自分の命がこの世に授かり、この空間に存在していること、空間のどこに自分がいるのかを、感覚を通じて体から認識しています。

こうやって発達の段階で、触れることで自己意識、主観的な感覚を育んでいます。

 

触れて届けられるメッセージは、

言葉という

カタチではありません。

むしろ

その大切な想いを

言葉に変えたくない時もあります。

 

【感じる】

という原始的な感覚、

その、人が持つ能力は

無意識の深いところへと

ちゃんと送られ、

潜在意識に

届いています。

 

触れる人の意図の有無で、伝わるメッセージが変わる?!

さらに、海外での最新の面白い研究報告を聞きました。

それは、【触れる人の意図の有無で、伝わるメッセージが違う】というもの。

エッーどういう事?

 

意図を持つタッチ

これは、言葉を使わないコミニュケーションとして、相手へ感情が伝播されるというもの。

この時、どんな気持ちを持って触れるか?が、すべて体を通じて相手に伝わってしまう。いいような、怖いような。。。これは体験的に知っている感覚ですよね。

触れる側が自分自身を高められていて、相手にメッセージを届けると、相手も自然に同調してオキシトシンが分泌されるという報告があります。

 

タッチで、愛情ホルモンが分泌する

オキシトシンは、【絆ホルモン】とも【愛情ホルモン】とも言われているもの。

母乳を分泌させたり、分娩時に子宮を収縮させるホルモンとして知られています。

最近注目されているのは、それとは別に中枢神経(脳)扁桃体での作用。

 

扁桃体ってなに?

扁桃体は、感情・情動の処理(快、不快)、直観力、恐怖、記憶の形成、痛み、不安や緊張、恐怖反応において重要な役割を担っている脳の部分。

記憶を保管している【海馬】とも連絡し合っています。

【海馬へ届く感覚の記憶情報に快か、不快かを判断】したり、【何かの行動が快・不快感情を生んだときの情報】を海馬へ送ります。

ヒトが生きていくためには、危険を察知するのは必要なこと。

けれど、不安や恐怖が続いて、扁桃体が過剰にはたらいて、ストレスホルモンの分泌が続いたら…。

神経細胞は委縮して、他の脳神経細胞との情報伝達に影響するとうつ病が発症するとも考えられています。

そんな時に、オキシトシンが作用してくれます。

オキシトシンには、動物やヒトが、他の個体に持つ正常な警戒心を一時的に緩めて、接近行動を可能にして交配や集団の維持を促す働きがあります。

【母子の絆】、【信頼や愛情の社会的行動】に複雑に関わるオキシトシンは、そうした働きで扁桃体へ作用して、【信頼】や【愛着・愛情】を形成していきます。

たとえ幼少期にその感覚が育まれなかったとしても、タッチの力で育んでいくことができる、と山口先生は言います。

 

誰でも持っている癒しの力

実はこのオキシトシン、ごく薄く調整されたものが売られています。

オキシトシンが、そんな効果を持つなら買って使えばいい、そんな考え方もあるのかも知れません。

相手を想う気持ち、寄り添うこと、そのままの自分でいて、触れること…、それがごく自然に相手へ伝わること。

人間の美しさは、こんなところにあると感じます。

その美しさは、誰もが持っているもの。

あなたは、誰にどんなメッセージを届けますか?

 

 

意図を持たないタッチ

意図を持たない、つまり無心で触れた場合には、相手が欲しい感覚が得られるというもの。

なんと、まあ~、無心で触れると相手の調整力が自然に促されるというお話し~。

ひとりぼっちで寂しい、孤独、認められたい…、など、人それぞれに、気づいていなくてもどこか深いところで、そんな欲求があるかも知れません。

その、深いところにある欲求や、欲しいメッセージを受け取って相手側が欲しい解釈をすることができるという研究報告です。

ついつい、触れる側の主観で相手を見て、心配し過ぎたり、想いを込めすぎたり…。それって、大切な相手であればあるほど、そうなってしまうものですよね。

けれど、自分が満たされていて、そのままでいて、触れる、ただそれだけで自然に相手が満たされた感覚になる。

それを裏付ける、とても素敵な研究論文だと感じました。

 

サロンでやっているのはどっち?

私がやっているのは、意図を持つ・持たない両方のトリートメントです。

アロマトリートメントで触れる時、筋肉の状態や、皮膚から伝わる内臓の状態を、硬さや、温度などから感じ取ります。

こんなに頑張ってたんだ、よく頑張ったね〜と伝えてみたり、ここにあなたの体が在るよと想いを込めたり、相手の体から伝わるものを拾いながら、メッセージのやり取りをしています。

自分の手の感覚、相手の体の輪郭・バウンダリーを意識した長いストローク、圧やリズム、温度、様々を駆使し使いながら、メッセージを届けています。

そうしてメッセージが届くと、リラックスしてくることが、筋肉の状態などから伝わります。

後半のトリートメントでは、何もない中で(表現するとしたら白くて真っさら、ゼロというような感じ)、触れていきます。

その時、その後お客さまが横になって休んでいる時に、ご本人の力で、体を元の状態に戻しているなと、感覚的に分かります。

お客さまに起こる変化をみて、先生の講義と、研究の裏づけは、とても腑に落ちました。

 

あなたは、誰にメッセージを届けますか?

ここまで知ってしまったら。。。いつも恥ずかしくて伝えられないことや、感謝の気持ち、あなたのことを大切に想い見守っているよ、というメッセージを言葉でない方法で伝えられたらな、と思いませんか?

それが相手へと伝わって、想いが繋がったら嬉しくなりませんか?

私もダンナさんとの、この時間は大切にしています。ここだけの話、ほぼ、触れる立場が多いので、ちょっと不満もありますが…。

大切な人に、いつもは言えない、あなたの想いを届けてみてくださいね。

 

簡単に、さらに心地よく入力される刺激について

①1秒間に5cmのゆっくりとした速度、②やや圧をかける、③手のひら全体で触れる、④触れる瞬間・離れる瞬間を丁寧に、⑤触れる手の温かさがポイントになります。

この条件で入力される刺激は、C触覚線維を伝わり脳の島皮質という部分へ運ばれます。

この条件に細かくこだわらずに、想いは体を伝わりメッセージとして届く、その信頼感があれば十分だと思います。

 

あなたから、あなたへ届けたいメッセージは何ですか?

私から私へ、毎晩眠りに就く前に、メッセージを届けています。

上手くいかなかったこと、凹むこと、ダメダメな自分。そんな自分は、もう、しょっちゅう出てきます。

そんな気持ちも、例えそんな自分を受け容れられなくても、自分の体には優しくしてあげようと決めています。

体から心へメッセージは届くのですから。

この時間は、大好きな香りを選んで自分をおもてなしする時間。

いつも、大好きな人に会わせてくれる自分の足に、やりたいことを自由にさせてくれる手に、いろんなことを感じさせてくれる心に『ありがとう』と伝えていきます。

時には冷たく冷えた足先も、そんな気持ちを向けていると温かくなっていきます。

そして、私に優しくしていると、誰かに優しくされた時、気づきやすくなるんです。

 

 

Aromaの使いかたはこちら

 

 

アロマトリートメントはアート

 

音楽を聞いて届けられるもの、絵画を見てジーンとすること。

それと全く同じように、香りを使いトリートメントすることも、その人にしかできない表現の方法。そこに込められた想いを、トリートメントというカタチで表現します。

自分の体から、感覚器から、さまざまな情報をキャッチする。そこから受け止め感じたことを言葉ではなく、トリートメントという表現に代えたやりとり。瞬時に感覚を、体の動きやリズムへ変えていくもの。

だから、自分の感性や感覚はとっても大切。

茶道の所作で体に意識を向けて感覚を研ぎ澄ますこと、水族館で優雅に気持ちよさそうに泳ぐエイのリズム、馬に乗ったときの心地よい感覚、ピアニストから奏でられた音から伝わる想い、心地よさ。

常に心地よさの感覚を体へ取り入れることを意識して、その感覚をトリートメントに生かしていきます。

 

アロマ講座を受講してくれた生徒さんたちの、香りの表現の仕方、香りをキャッチする方法。そこに見る感性や感覚は、実に個性的で様々。

香りが色で見えて表現する、手を使い体で香りを表現する、イメージを使って香りを表現する、アロマ瓶にじっと手を当てて香りを感じる…。時には、記憶・感情と繋がって、心の中にある風景やビジョンが写し出されることも。

この感覚や香りを感じる方法は、もしかすると人とは違うという理由で、閉ざしていて今まで使わなかったモノかも知れません。

人と違う感じ方は、オリジナルの施術の表現、スタイルに繋がる大切な感覚。そこを、とても大切に育んでいきます。

感覚に敏感、感じすぎてしまう。言葉に集約できないところも、施術に繋がる大切な要素であり、才能です。

香りの作用を学ぶのも、独特なスタイルです。

その時の自分の感情を眺めてから、その時心地よく感じる香りを選びます。

まず自分の感情を受け止め、その時選んだ香りが自分にどんな印象を与えるのかを、その人自身の体感覚へ記憶させていきます。理論的なアロマの知識(体への作用)を入れていくのは、その後です。

体に記憶された感覚・アロマの香りは、感情と繋がっているため、その時々で必要な知識が自然と引き出されるようになっています。

 

アロマは楽しい!!

 

とにかくアロマは楽しい~!!

それはなぜ?と言ったら、子供のころに自由な感覚で遊んだり感じていたように、自分の感覚と自由に繋がってアロマと友達になっていくところ。

知らないうちに、気づいたら自然にアロマの知識が増えています。

『あ~、悲しい気持ちの時、私に寄り添ってくれたのは、この香りだった。』そんな香りとの信頼感も育まれ、お客さまがその香りを選んだ時、香りを媒介にして、言葉ではない繋がりを感じます。

アロマトリートメントも、手技にこだわりません。あなたが使いやすい手の使い方、体の使い方を、ひたすら体へと記憶させていきます。

 

 

4月から開講するアロマ講座、

【香り】と【トリートメント】の

アーテイスト(セラピスト)を目指し

アロマをアートとして

一緒に楽しく学ぶ仲間を募集しています。

 

3月に講座の詳細をお伝えできるようにと、楽しい講座の内容を練っているところです。

課外授業で乗馬に行く?絵画を鑑賞に行く?遊びの中から、クリエイティブさや感覚を取り入れてアロマに生かすのも面白そう~。。。なんて考えてみたり。。。

今回は、少ない人数で始める予定です。いち早く知りたい、興味がある、こんなことを学びたい、申し込みたいという方は先行で受け付けます。

 

お問い合わせはこちら

 

 

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