鍼の即効性 ここぞという時、頼りになります

【人の持つ力】

鍼を手にした瞬間、カチリと音を立て自分の中のスイッチが切り替わる。癒しのアロマから治療へと。

『ここが痛いんです』とお客さまが指差す場所は膝蓋骨の下あたり。

そのまま言葉を受け取れば大腿四頭筋の付着部かと考えるところ。

『どんな動きで?』『どのような痛みで?』
聞いてみると、膝を深く曲げてからそこから立ち上がる時にギューっと圧迫されるような傷みだという。

これは四頭筋じゃないな。
ふっと浮ぶのはタナ障害の症状だけど、挟み込まれる痛みではない、変形もない、まだそんな年齢じゃないし…。
おそらくは腓腹筋の伸長痛だろう。足関節も硬いし。

という仮説のもと、
膝の裏側の腓腹筋の付着部辺りに鍼をして
加えて、ハムストと腓腹筋のストレッチと膝関節のモビリゼーションをしてみる。

その時間およそ7分。

痛みはほぼなくなり、ホッとする。
頭の中で、瞬時に想像力を膨らませ、治療を組み立てる過程は私にとって何よりも楽しいこと。とりわけ筋肉、関節などの運動器の疾患は大好きなところ。

筋肉に負担をかけない鍼の即効性には、心から感謝する。

なによりも心の奥へ響くのは、その人の持っている自然治癒力、よりよい方へと向かう力を見れた時。

痛みを感じて、解放されて、始めの一歩を丁寧に踏み出す姿にじんわりとなる。

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